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2010年3月25日 (木)

空白の時代。

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川崎市民ミュージアムに行きました。

映画、写真、ポスター、漫画等の企画展示の先駆的な美術館です。

今回は【「カメラ毎日」の時代】を観ること。

昭和60年4月に廃刊した写真雑誌。

森山大道、荒木経椎、須田一政等々、伝説の写真家を世に送り出した編集長、山岸章二。創刊記念にロバート・キャパを日本に招聘した金沢秀憲。キャパはそのままインドシナに取材に行き、命を落とされた。

この雑誌は写真が、光輝いた時代を築いた、または友に歩いた軌跡だった。

昨今の写真表現を考えた時に、この様な媒体や環境の変化、社会の写真表現の考え方により、今の時代は空白の時代と、捉えられる。

1970年代は写真表現では、イメージが洪水のように押寄せてくる力がある。

今は、穏やかな小川のせせらぎ程度か、干上がった水たまりの時期。

いつまでこの空白の時代が続くかは、分からない。

何故、今、空白の時代と指摘が理解出来ない方は、カメラ毎日等の過去の雑誌を紐解くと理解出来ると思う。

ネットの世界では写真が氾濫していると思われる方、これが保存され後世に残ると思いますか。

昼食は、ここのレストランの企画で「昭和38年の学校給食がやってきた!」です。

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メニューは、コッぺパン、脱脂ミルク(当時の表記は、脱脂粉乳だと思うが)鯨のたつた揚げ、おひたし。

コッぺパンは、低学年と高学年とサイズが違い、今回は高学年ようとのこと。

マーガリンがついていなかったので、少々食べづらさはあった。

脱脂ミルクは飲んだ方は当時の印象がとても悪いと思います。

私は特に、こんな物程度の認識で飲んでいたので抵抗感は無かった。

後年、瓶入り牛乳の生温かさにはへきへきした。

脱脂ミルクはホットだったので、最後に薄膜が残った。

これもお約束の範囲で、当時より塩気が無く、意外に美味。

メインは鯨のたつた揚げ。当時の鯨より上等品が使われているそうで、大変柔らかく、美味しく出来ている。昔はもっと固かったし、鯨特有の癖も醤油で漬けられ、うまく消してあった。

先割れスプーンで無かったのが、残念。当時はまだ、先割れスプーンは登場していないかもしれない。

写真で、過去を振り返ったついでに味覚でも、過去を振り返って、大変楽しいひと時でした。

ミュージアムショップで友人の著作物が、売られていたのも驚き。

ぼくらの60~70年代宝箱 黒沢 哲哉著

この時代を振り返る大変良い参考書です。お勧め。

いでに、我が家のエントランスのデスプレイ。この風景は、和みます。

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コメント

昭和38年の学校給食ですか?!
うーん、行って、味わってみたいです。
鯨の竜田揚げ、これに目が釘付けになってしまいました。
カメラ毎日、毎号購読しておりました。
表現したい何かがあって、それを写真機や印画紙で形にし、世に問う、というのが、あのころの写真の世界だった。
いまはもう、写真を撮ると言うことがあまりにもありふれていて、作者の意図も何も感じられないと言うか、そういうものを見て取ろうという気持ちになれないものばかりのような気がしています。
中山さんが「今は空白の時代」と言われるのも、確かなことです。
じゃあ、あるいは、さあ、どうするか?
 

投稿: いのうえ | 2010年3月25日 (木) 22時58分

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